風営法ガイド

バーチャルオフィスで風営法の届出ができない理由

最終更新:2026年3月

「バーチャルオフィスの住所で映像送信型性風俗特殊営業の届出はできますか?」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、バーチャルオフィスでは風営法の届出はできません。その理由と代替手段を解説します。

バーチャルオフィスが使えない3つの理由

理由1:届出確認書の備え付け義務

風営法では、届出が受理されると届出確認書が交付されます。この届出確認書は事務所内に備え付ける義務があります。バーチャルオフィスには物理的な専有スペースがないため、この要件を満たすことができません。

理由2:使用権原疎明書類の問題

届出には事務所の使用権原を証明する書類(使用承諾書等)が必要です。バーチャルオフィスの「利用証明書」では、実体のある事務所としての使用権原を証明することができず、届出書類として認められません。

理由3:事務所の実態がない

風営法における「事務所」とは、営業の本拠となる場所を指します。バーチャルオフィスは住所貸しサービスであり、実際に業務を行う物理的なスペースが確保されていないため、「営業の本拠たる事務所」としての要件を満たしません。

バーチャルオフィスと法人登記の違い

注意が必要なのは、法人登記とは異なるという点です。法人登記自体はバーチャルオフィスの住所でも可能です(商業登記法に住所の制限はないため)。しかし、風営法の届出は法人登記とは別の手続きであり、実体のある事務所が求められます。

法人登記風営法届出
バーチャルオフィス○ 可能✕ 不可
レンタルオフィス○ 可能○ 可能(使用承諾書があれば)
賃貸物件○ 可能△ オーナー承諾が必要
自己所有物件○ 可能○ 可能

代替手段:風営法対応のレンタルオフィス

バーチャルオフィスの代わりに、風営法に対応したレンタルオフィスを利用するのが最も現実的な選択肢です。風営法対応レンタルオフィスのメリットは以下の通りです。

  • オーナーが使用承諾書を発行してくれる
  • 届出確認書を備え付けるスペースがある
  • 事務所の所在地と営業エリアが異なっても届出可能
  • 全国どこからでも契約可能(現地に行く必要なし)
  • バーチャルオフィスとの差額は月額数千円〜数万円程度

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